ヨンロッパ

2023 黄ゆず収穫 & ヨンロッパ 食堂ランチ

大阪樟蔭女子大学2023.11.10 - 11.12

2019年に始まった大阪樟蔭女子大学ライフプランニング学科・フードスタディコース学生の那賀町訪問。2023年度はコロナ明けの2022年開催からさらにアップグレードし、3年生の「フードスタディ総合研究」という授業に組み込まれたプログラムとして学生が10月と11月に2組に分かれて「ゆず」に関わる体験に来てくれました。「木頭ゆず」はその香りの高さで人気ですが、一方でゆず圃場の管理(草刈りや剪定)や収穫、加工を担う人々の高齢化によるもったいない「放置ゆず畑」が増加しています。ヨンロッパ の大学提携プログラムはこのような背景から、少しでも長く、貴重なゆず(無農薬栽培)をつないでゆくことも目的としています。

1日目_11/10(金)

第一弾から約1ヶ月。その間にゆずも黄色く熟れて収穫時期を迎えました。今回は先生2名、実習助手2名、学生10名の合計14名がきさわへ。が、この日の天気は雨予報。初日に収穫をしないとなると後々のスケジュールにも影響があるのですが、やむを得ず収穫は翌日に変更。到着後ヨンロッパ で翌日の食堂の仕込み始めました。天気を懸念して、一足先に前日に収穫しておいたゆずが功を奏して、そのゆずを一部食材に、残りは搾る前の準備に。

翌日の朝、少しでも収穫に時間を費やすことができるように、食堂の準備を極力しておきたい!そこはさすが、調理実習で鍛えたテキパキさで先生方のリードのもと作業が進みます。

雨では仕方がないので、御一行は少し時間に余裕をもって四季美谷温泉へ。初日の夕食は、温泉で地元のジビエをいただきました。温泉から戻った先生、学生は各自自由に夜を過ごしました。

2日目_11/11(土)

すでに盛りだくさんなメニューに加えて、朝から収穫が加わった2日目。メインイベントのヨンロッパ 食堂のランチ営業の前に、8:00-10:00まずゆず畑へ! 前日の雨が上がってホッ…とする暇もなく、収穫開始。青ゆずと違って、黄ゆずは貴重な人手がいるうちにできるだけ多く収穫したいので短時間集中です。

約20コンテナ(360kg)ほどをトラックに積んで、次は食堂準備へ!

収穫から調理へ。シェフでもある調理実習担当の坂根先生の指導のもと、授業の中で学生たちが考案した黄ゆずメニューの準備がスタート。

(ランチメニュー:さつまいもときのこのチャウダー、鶏もも肉の梅煮、ゆずシフォンケーキ)今回のメニューにはきさわの無農薬栽培さつまいもや、梅干し、そしてもちろん収穫したてのゆずも使われています。

11時を少し過ぎてオープンしたヨンロッパ 食堂には地元の方々が訪れ、テーブルサービスをする学生に色々な話をしてくれました。

ランチ営業と同時進行で、ヨンロッパ のワークショップ部屋では、みんなで収穫したゆずの選別(青果としてオーダーがきているお客さんへ届けるもの、搾るものの仕分け)とゆずを拭く作業をしました。このゆず拭きも人手がとてもありがたい作業の1つです。

搾る準備が整ったところで、搾汁開始。昨年1台で搾ったところ追い付かなかったので、今年は2台に増やして。学生は搾るのが得意な子、ラベルをつけるのが得意なグループ、どれも気乗りはしないけどなーという子(笑)など、さまざまでおもしろいなと思いながら観察をしていました。

食堂片づけ、搾りと瓶詰めの途中までできたところで、みなさんは四季美谷温泉へお風呂。夜のプログラムもあるので、休む暇なく移動!残った数名でゆず搾りを続け、搾った分をすべて瓶詰めまで終えて急いでイヅリハ ユニバースへ。

今回は地元のおばあちゃんが学生たちと「かきまぜ」の仕上げを始めてくれていました。配膳までほぼ終わったところで合流して、みんなでお座敷でいただきまーす。食材は今年もほぼおばあちゃんたちの畑からとれた農薬不使用栽培野菜です。こんにゃく芋から作ってくれる手作りこんにゃくも、毎年目から鱗な逸品。

 

3日目_11/12(日)

最終日は、前の日のハードスケジュールも考慮して、少しゆっくりめ。朝ごはんを済ませた人から、宿泊場所の掃除をしてくれました。

イヅリハ ユニバースの畑体験は、この季節はやっぱりさつまいも収穫。毎年おいしい干し芋になるさつまいもを収穫して、時間があったので、ご近所からゆずっていただいた玉ねぎ苗を定植。玉ねぎの間にニンニクを植える作業もできました。毎度ながら、人がたくさんいるのはほんとにありがたい!

ランチ前には木沢を出発。学生たちは帰路へ。

初日の雨もあって2日目が忙しい滞在ではありましたが、今回もヨンロッパ の「ゆうのす」がたくさんできました。また来年も待ってます!

10月のイベントの様子はこちら

2019年の記事:「大阪樟蔭女子大学学科ニュース」にも、学生の那賀町での活動風景やその後のゆず活用についての記事が掲載されています。

農業ボランティアと柚子胡椒つくり!(徳島県那賀町農業体験1)

「Farm to Our Table―農園から食卓へー」(徳島県那賀町農業体験2)

ユズ収穫!(徳島県那賀町農業体験3)

徳島で収穫した柚子の利用あれこれ

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