2023 青ゆず収穫 & ヨンロッパ 食堂ランチ
大阪樟蔭女子大学2023.10.6 - 10.8
2019年に始まった大阪樟蔭女子大学ライフプランニング学科・フードスタディコース学生の那賀町訪問。2023年度はコロナ明けの2022年開催からさらにアップグレードし、3年生の「フードスタディ総合研究」という授業に組み込まれたプログラムとして学生が10月と11月に2組に分かれて「ゆず」に関わる体験に来てくれました。「木頭ゆず」はその香りの高さで人気ですが、一方でゆず圃場の管理(草刈りや剪定)や収穫、加工を担う人々の高齢化によるもったいない「放置ゆず畑」が増加しています。ヨンロッパ の大学提携プログラムはこのような背景から、少しでも長く、貴重なゆず(無農薬栽培)をつないでゆくことも目的としています。
1日目_10/6(金)
先生2名、実習助手2名、学生12名の合計16名が、先生の運転するマイクロバスで木沢に到着しました。午後着ということで、早速ヨンロッパ で着替えを済ませてすぐにゆず畑へ向かいました。ハサミの使い方など簡単なレクチャー後、黄色く熟れる前の青ゆずの収穫スタートです。収穫する青ゆずは、翌日の食堂メニュー用、ゆず胡椒加工用、発送用。収穫量は全部で50kgほどだったので、あっという間に終了。人手がたくさんあったおかげで、収穫後の仕分け作業も畑で済ませることができました。
17:00ごろヨンロッパ へ戻って翌日の食堂準備や青ゆず洗いをした後、御一行は四季美谷温泉へ。初日の夕食は、温泉で地元のジビエをいただきました(家主はその間に宿泊場所へ戻り作業)。温泉から戻った先生、学生は各自自由に夜を過ごしました。
2日目_10/7(土)
2日目は盛りだくさん。メインイベントは、ヨンロッパ 食堂のランチ営業。シェフでもある調理実習担当の坂根先生の指導のもと、授業の中で学生たちが考案した青ゆずメニューを提供しました。朝早くからの仕込みは、メイン、前菜、デザートそれぞれの担当に分かれて授業の復習をしながらテキパキと。11時にオープンしたヨンロッパ 食堂には地元の方々が訪れ、テーブルサービスをする学生に色々な話をしてくれました。
(ランチメニュー:生春巻き、ハマチのパスタ、青ゆずのムースとみかんのゼリー)
ランチ営業と同時進行で、ヨンロッパ のワークショップ部屋では、前日に収穫した青ゆずを使って加工作業をしました。ヨンロッパ でも大人気の、きさわ在来種とうがらしと青ゆずで作る絶品ゆず胡椒。学生の半分と先生1名が、青ゆずの皮むきやとうがらしの種取り作業をどんどん進めてくれました。
食堂片づけ、ゆず胡椒瓶詰めまでできたところで、みなさんは四季美谷温泉へお風呂。
そして温泉から宿泊場所のイヅリハ ユニバースへ戻ったら、地元のおばあちゃんが郷土食を作って待っていてくださいました。一緒に作りたいところですが、時間がタイトなため「かきまぜ」の仕上げでゆずの香りを楽しむおいしいところだけです(笑)。みんなでお座敷で、いただきまーす。食材は今年もほぼおばあちゃんたちの畑からとれた農薬不使用栽培野菜です。
3日目_10/8(日)
最終日は、朝ごはんを済ませた人から、宿泊場所の掃除をしてくれました。朝から小雨がぽつぽつでしたが、なんとか畑には出れるぐらいだったので、秋の収穫「落花生」をしました。やっぱりみんなで作業すると楽しいし、早いですね。落花生の実を1つずつ取る作業がひとりだとものすごい時間がかかるんですが、16人いるとあっという間!帰る前に塩ゆでする時間はなかったので、昨年の冷凍分を道中のおやつにお渡ししました。
ランチ前には木沢を出発。おばあちゃんのおにぎり弁当を持って、学生たちは帰路へ。
学生たちにとって、これからの人生に何かしらの思い出になる体験になっていたらよいなあ、と思いながら第一弾をお見送りしました。11月の第二弾へ続く…
番外編:今回は16名の宿泊者がイヅリハ ユニバースへ。学生たちの部屋はこんな感じの合宿状態でした!
11月のイベントの様子はこちら。
2019年の記事:「大阪樟蔭女子大学学科ニュース」にも、学生の那賀町での活動風景やその後のゆず活用についての記事が掲載されています。
農業ボランティアと柚子胡椒つくり!(徳島県那賀町農業体験1)