2019 ゆず収穫体験
大阪樟蔭女子大学2019.12.08 - 12.09
前回(10月末)にゆず収穫が予定していたほどできなかったこともあり、大阪樟蔭女子大学ライフプランニング学科の学生有志たちが、早速那賀町木沢を12月初旬に再訪したいとうれしい連絡を受けました。今回も、濱田准教授も同伴で、前回来れなかった学生数名を含む14名が参加。前回から1ヶ月ちょっとしか経過していないにも関わらず、もう一度やってきてくれる学生たちの多さに、私たちも驚きました。
今回は1泊の滞在のため、到着日から目標の「放置ゆず収穫」に取り組みました。地域の過疎化や少子高齢化のため、収穫できずにそのままになってしまうゆずが増えている地域についても学生たちに知ってもらう機会になりました。
1日目は、木沢の木頭名(きとうみょう)という場所にあるゆず畑での収穫。谷を降りて、川を渡ってたどり着く場所ですが、学生たちもコンテナや収穫の高枝ハサミ、脚立を手分けして持ち、移動。
放置ゆず特有の、背の高いゆずの木についている実を穫る作業です。慣れない高枝ハサミを使っての収穫でしたが、やはり人数が揃うとそれなりに収穫量もありました。
夜は、前回同様、学生たちが楽しみにしていた四季美谷温泉のお風呂とジビエ。夕食をとりながら、テーブルごとにディスカッションや意見交換もでき、充実した1日が終了。
2日目の朝は、ヨンロッパ で私たちが試みている、無農薬栽培のゆずの種を使ったオイル(コスメ用)作りのプロセスも少し手伝ってもらいました。この時にはすでに、回収したゆずの種を天日干ししている段階だったので、学生たちには乾いてない部分を広げてもらったり、いつもはひとりでやっている作業があっという間にはかどりました。
前日に収穫したゆずの選別もおこないました。傷などが少ないゆずは、青果用(実として販売)に。それ以外は果汁用(業者に販売)として選別する作業も、ゆず収穫の中では時間のかかる作業です。
朝の作業を終えて、この日は私たちが前の年から収穫をしている沢谷(さわだに)地区にあるゆず畑へ。傾斜面にゆずの木がたくさんあるので、学生たちは時にはお尻ですべり降りながら(ゆずのトゲに注意!)、帰る時間ぎりぎりまで収穫をしました。
前回お世話になった幾田博子さんが、お昼ごろにみんなのお昼ご飯を持ってきてくれるという、大変ありがたい差し入れ。おかずには、学生たちが前回収穫を手伝ったヤツガシラも使ってくれていました。お天気もよく、12月初旬の青空の下でのお昼ご飯は最高。
今回もあっという間の滞在でしたが、学生たちは徳島港からフェリーで大阪へと帰っていきました。